面接に行ってみて、「この会社、どこかが違う」と思ったことはありませんか?
ミスマッチだった・・と思った場合や、
他の会社の内定をいただいた場合、辞退を伝えることになります。
しかし、どのようにしたらいいのか・・・私は当初、戸惑いました。
40代の辞退って、どうしたらいいかわからない・・
そんな方のために、今回は、「辞退する方法」をお伝えします。
私の場合は、内容を実践し、問題なく応募先とお話を済ませました。
参考にしていただければと思います。
辞退で大切なこと:スピード
40代の就職活動で初めて辞退を申し出るとき、困りました。
いつ、だれに、どう言えばいいのか・・・
当時お世話になっていたマザーズハローワークに質問したところ、以下のように指示がありました。
辞退を伝える方法:電話
そして、ハロワの方は次のように言いました。
正確に証拠を残しつつお伝えするとなると、
目で見える形 = 手紙 等 が良いと思いますが、
辞退を伝える場合は、
証拠 < スピード (早く伝える) が大切なのだそうです。
だから
スピード = すぐに電話
となります。
確かに、相手方の採用計画に影響が出ます。
電話でいいから、とにかく早く伝える!が大事なポイントです。
辞退を伝える相手方
続いて、私は、ハロワの方に質問しました。
「誰に言えば良いのですか?」
ハロワの方は以下のように答えました。
面接担当がいなければ、電話に出た方で構わない、とのことでした。
どうしてもエライ方と話す・・というわけではないそうです。
辞退を伝える言葉
このとき、私は、他社(A社)に受かったため、「面接結果待ちのB社を辞退する」ケースでしたが、ハロワで、質問しました。
「辞退の電話で、何と言えば良いのでしょうか?」
ハロワの方は、こう答えました。
意外とドライですが、
用件を伝えることが目的で、それ以上の情報は必要ないようです。
私の場合
ハロワの指導に従い、すぐに電話をしました。
名前、面接日、面接してくださった方と話したい旨を申し上げました。
でも「担当者はいない」と言われたので、お電話口の方に伝言をお願いしました。
「辞退させていただきます。」とお伝えし
「申し訳ございません」
「お手数おかけしました」
「せっかくお時間いただきましたのに」
と申し上げました。
問題なく済みました。
(それどころか、温かい言葉をいただき、電話口で深々一礼でした。)
ハロワの指導がなかったら「御社に決められなかった理由」をうっかり具体的に言ってしまったかもしれません。余計なことを言わずに済んで良かったです。
辞退:損害賠償のリスクは?
辞退したら損害賠償されてしまうの?と心配になるでしょうか。
私は「誠意がある、時機を逃していない申出であれば、心配しなくて良いのでは?」と考えます。
理由
民法の考え方では、そもそも契約は当事者の意思の合致により成立します。(☆)
労働契約も契約の一種です。労働契約も、労使双方が対等な立場で合意したら成立するものです。
面接の選考をしている間には、労働者側(応募者側)も考える余地があります。法律で決められていることなので、応募先の方も「応募者も今、検討している」と認識しているはずです。
なので、結果がまだ出ない間、または結果が出てすぐ(ほぼ同時)に「辞退」を申し出ることは、問題になりません。
(私は行政書士試験に合格していますので、恐縮ですがお伝えしています。民法も試験科目です。)
☆参考条文は民法522条。ご興味ある方はあとで検索してみてください。
おわりに
今回は「辞退」について、お伝えしました。
- 早く
- 電話で
- 「辞退します」とだけ伝える
でOKです。
ササっと、でも確実に。
私のおススメは「申し訳ございません」「お手数おかけしました」なども伝えることです。 緊張しますが、がんばって参りましょう。
「とにかく早く伝えて。いちばん大事なのは、スピードだから。」