履歴書の「志望動機・アピールポイントの欄」は、難しい上に重要な箇所です。
だからこそ、書く方法を知ることが大切になります。
今回は、「自己PR」を書くための「型」をお伝えします。
アンケートのような短文に7個の言葉を入れて、まとめの文章にあてはめると自己PR文の形になります。
今回の内容は、私が応募の際、頭の中でやっていた作業をお伝えするものです。動機の部分とアピールの部分、両方の要素が必要ですが、その中でも「アピール」の部分に焦点を当てています。
この方法で私は書類選考をいくつも通過したので、よろしければお試しください。
自己PRの位置づけ
自己PRは、履歴書の「志望動機の動機、特技、好きな学科、アピールポイントなど」の欄に書きます。
「志望動機・アピールポイント欄」の中の「自己PR」とは
この「志望動機。アピールポイントの欄」には、
動機 + アピールポイント を 書かなければならない
と認識しております。
そして・・・
「アピールポイント」の部分を「自己PR」として書きます。
私は、次のようにおススメします。
「自己PR」は、4行程度で 書く
次の図を参考にしてください。
自己PRは、図のいちばん下の段、4行程度としています。
上の表について、詳しくはこちらの記事をご覧ください。↓↓↓
自己PR、どんなことを書く?
私は、ハロワで、以下のように教わりました。
自己PRは、自分の貢献できる点を書きます
自分の長所というよりも、「どれだけ事業所に貢献できるか」を書きます。
そして、貢献できるという根拠を示しつつ自分をアピールしたいです。
自己PR、注意すること:人事担当に響く表現とは
自己PRを書くときに、
例えば、
PC入力を主とする業務
なのに
コミュニケーション能力をアピール
した場合、どうでしょう??
もしかしたら、人事担当者に響かないかもしれません。
人事担当者に響く文章を書くにはどうしたらいいか?
それは、
業務で求められる能力を想像し、それに見合う自分の力を見つけて書く。
これおススメです。
次の項目で具体的な方法をお知らせします。
自己PRの型:言葉を7個、考えて(1段階)入れる(2段階)
業務で求められる能力を想像し、それに見合う自分の力を見つけること。
その上で、「自分の貢献できる点=自己PR」を書きます。
志望動機の自己PRを書くときに、
私の頭の中で以下の作業をしていました。
7つの短文に言葉をあてはめる=7個の言葉を考える作業:1段階目
この小見出し3つ下の項に「7つの短文」を用意しています。
「7つの短文」の空欄(1~7番)に言葉を入れてみてください。
そして、前後の言葉を調整して文章を作ってください。
少し時間がかかるかもしれませんが、最後には、
自己PR文ができます。
言葉を入れますが、・・
同じ番号が何度も出ます。同じ番号には同じ言葉を入れてください。
例えば、(1)に「A」と入れたら、次に出て来る(1)にも「A」と入れてください。
その他
*埋められない所や、意味が重なりそうな所は、飛ばして進んでみてください。
*(3)に、資格のことを書くときは、資格欄で書ききれない得意分野や思いなど付け加えてみてください。
*(3)は、「力」と書いてますけど、経験でもOKです。その実績や評価を理由の欄に書くと良いです。
これが7つの短文です
1 | 求人情報の募集業務は( 1 )業務である。←ハロワの求人情報の「仕事の内容」にあたります |
2 | (1) 業務を行うとき、実際には( 2 )を行う 例:PC入力、電話、人と会う、リモートの作業・・・ |
3 | (2)を行うには、( 3 )の力があると良い。私には(3)がある。 |
4 | (3)があると言える理由は( 4 )である。 |
(2)~(4)と同じ作業をもう一度、違う言葉を使ってお願いします(5~7)。
5 | (1)の業務を行うとき、実際には( 5 )を行う 例:PC入力、電話、人と会う、リモートの作業・・・ |
6 | (5)を行うには、( 6 )の力があると良い。私には(6)がある。 |
7 | (6)があると言える理由は、( 7 )である。 |
まとめの文章に言葉をあてはめる:自己PR文ができます:2段階目
下の「まとめの文章」に、上記の7個の言葉をあてはめてください。
その後、文章を整えてください。
私は(4)なので、私の(3)の力を貴社の(1)業務に活用できると考えます。
また(7)のため(6)であることから、担当が可能だと思います。貴社の事業に携わりお役に立ちたいです。
内容に合わせて前後の文章を多少変えてください。
2番と5番の言葉を、「まとめの文章」に入れていませんが、それでOKです。2番と5番は、他の言葉を引き出すために使った言葉です。
調整が済んだら自己PR文の完成です。
自己PRで大切なのは「根拠を示して」アピールすること
上記の「言葉を文章にあてはめる」2段階の作業は・・・
- 業務を想像して細分化してみる
- 自分の力と細分化した業務を合わせてみる
- 合わせた根拠を示す
という流れでした。
自己PRで大切なのは
「根拠を示して自分をアピールする」
これに尽きると思います。
「働きたい」「勤務したい」と意欲だけ書くよりも、ずっと良いのではないでしょうか。
言葉を考えると面接でも役立ちます。
自己PRの型、言葉を考えるのが大変だった分、お得なことがあります。
お得なこと = ここでしっかり考えた良い言葉は、面接にも役立ちます!!
面接で、同じ内容を、気持ちを込めて言えばOKです。
良い文章を
上記の「自己PRの型」は、あくまでも例です。
これをきっかけに、より良いオリジナルの文章を、ぜひ作ってください!
こちらも参考になさってください。
厚労省ハローワークWebサイト:履歴書・職務経歴書の書き方
おわりに
自己PRは、「志望動機・アピールポイント欄」の中でも重要な部分です。
業務に合う自分の「力」について、「根拠を示して」アピールしたいです。
7個の言葉を用意して、自己PR文を作り上げてください。
余裕があれば、さらに良い文章を作って、納得の書類を作っていただければと思います。