履歴書の「志望動機・アピールポイントの欄」について、
別の記事で「応募先の好きな所を書く」などをおススメしました。
こちらの記事です→(志望動機の基本)
しかし、
「志望動機・アピールポイントの欄」は、それだけでは足りないと思われます。
そこで今回は
「志望動機・アピールポイントの欄」、全体を書くための「型」
をお伝えします。
「型」を「目安にして」内容を考えると、欄を埋めることができます。
「型」は、ハロワで聞いたことをヒントに、私が考えた書き方です。
私は、この型を目安に書いた結果、「書類選考が先」の6社すべてで書類選考に合格し、面接に進みました。
書き方がわかると、書類作成をスムーズに進められます。
テンプレートと言うと大げさかもしれません。
この「型」を、参考にしていただければと思います。
志望動機・アピールポイントの欄:全体を3つの内容に分けて書く
履歴書の「志望動機・アピールポイントの欄」は、
「志望の動機、特技、好きな学科、アピールポイントなど」と書かれています。
図のカラーの内側です↓↓
実際に何をどれくらい書けばいいか?
私は、
志望動機・アピールポイントの欄を3つに分けて、3つの内容を書く
ようにしました。
結論から申しますと、この図のようになります。
3つの内容とは・・・
志望動機・アピールポイント欄 は、
以下の3つに分けて書きました。
1.業種への興味・関心・好意 =動機に当たる部分 :その1
2.会社への興味・関心・好意 =動機に当たる部分 :その2
3.自分の貢献できそうな点 =自己PR。アピールポイント。
つまり、
1番と2番で「応募先について、こう思う」と書き
3番で「私はこのような者です」
と書くようなイメージです。
厳密に言えば、3番の「自分の貢献できそうな点」があることも「ここに応募しよう」と思う「動機」の一部ではあります。しかし、3番は、「アピールする」という「動機(こう思う)」とは別の働きがあるので、分けて考えています。
なぜ、この3つなのか?
上記の3つを書くと、
「私は求人情報に合っています!」
とアピールするのにピッタリです。
求人情報には、業種・事業所・望む人物像(担当業務)が載っています。
業種に理解がある人の方がいいし、事業所に理解がある人の方がいい、望む人物像に合う人が欲しい、に決まっていると思うのです。
全体の量と割合
書く量は、「必要な内容」と「見やすさ」「枠の大きさ」から考えて、次のように実践しました。
手書きの場合とPC作成の場合とで、少し変えました。
手書きの場合
全体で、7-8行くらいが良いと思います。
内訳は以下のとおりです。
- 業種への興味・関心・好意・・・・・・1行くらい
- 会社への興味・関心・好意・・・・・・1~2行
- 自分の貢献できそうな点・・・・・・・4行くらい
PCで作成の場合
上記の「手書き」の量に、1-2行くらい加えて、書きました。
全体で8-9行くらいになりました。
手書きよりも、細かい字がキレイに表現できるため、多めの量になりました。
増やす部分は、
「会社への興味・関心・好意」 または 「自分の貢献できそうな点」 の部分でした。
- 業種への興味・関心・好意・・・・・・1行くらい
- 会社への興味・関心・好意・・・・・・2~3行
- 自分の貢献できそうな点・・・・・・・5行くらい
内容別の書くポイント
業種への興味・関心・好意
業種への興味は、ごあいさつ程度で良いと思います。
会社への興味・関心・好意
上記の「業種のこと」は同業他社にも言えることです。
しかし、会社のことは「その会社にしか言えないこと」。
業種よりも会社をほめられる方が嬉しいと思われます。
なので、業種のことよりも、「会社のこと」を「長め」に書くことをおススメします。
手書きの場合、会社のことだけで2-3行になりそうだったら、業種への興味を書かなくてもOKです。
会社のことを書くのが難しい場合は・・
ハロワでは「どこにでも言えそうなことはNG」と言われました。
けれども、履歴書はスピードも必要。
なので、情報が少なく、言葉に詰まった場合は緩く考えてもOKだと思います。
その場合、業種の素敵な所を「いかにもその会社のこと」として書いてもいいと思います。
例 「○○業で貢献されている貴社は・・」
ある応募で、私は、上記のように、少し崩した表現を使いました。
でも通過しました。
自分の貢献できそうな点=自己PR
自分の貢献できそうな点は、しっかり書きたい所です。
求人情報をよく読んで、以下の2点をよく考えてから書きます。
- 会社が何を求めていて
- 自分に何ができるか?
ご自身の「全ての経験」をつぎ込んで、たくさん想像しましょう!
40代ならではの良い文章ができることでしょう。
☆「自己PRの書き方」の記事も参考になさってください→自己PRの型
順番は、業種・会社・自分
書く順番は、
1、 業種への興味・関心・好意
2、 会社への興味・関心・好意
3、 自分の貢献できそうな点
・・と、このままの順番で書きました。
理由は、相手方に敬意を払うからです。
相手方(=会社)は、初めに自分のことを好意的に書いていると嬉しいのでは?と想像します。
その次の自己PRを気分良く読めるかもしれません。
普段、メールも手紙も、まずは相手を気遣うと思います。それと同じ考え方です。
違う順番という説もあるけれど・・40代は気にしなくていいのでは?
志望動機・アピールポイントの欄について、
「自己PR(=自分の貢献できる点)」の部分を先に書くのを推奨する説も見受けられます。
応募が多いと読む方が大変だからと心配してのようです。
けれども、40代の応募の場合ならば、
それほど気にしなくていいのでは?と思います。
理由はこちらです。
確かに、多くの応募があると大変ですけど、
力のある人事担当者に期待していいと思っています。
昨今の経済状況から、以前よりも応募人数は増えているかもしれません。
気になる方もいるかもしれないですが、
私は、今応募するとしても、本記事でおススメする順番で書きます。
ハローワークの指導も、「結論を先に・・とは言っていない」ので、ご興味ある方は、こちらも参考になさってください↓
厚労省ハローワークWebサイト:履歴書・職務経歴書の書き方
まとめ:「志望動機・アピールポイントの欄」を書く「型」はこれです
私が「志望動機・アピールポイントの欄」を書くときに使った「型」を下にまとめます。
「型」なのですが、「目安」ととらえて大丈夫です。
「4行でなくてはダメ」などというものではありません。
柔軟にとらえて、自分らしさが出る表現をしてみてください。
業種への熱い思い(1行)が長くなったら、それでOKです。
自己PRが長くなったら他を短めにするとか、全体を長くするとか、工夫していただければ良いと思います。
おわりに
今回は、志望動機などを含む「志望動機・アピールポイントの欄」を書く「型」についてお伝えしました。
漠然と書くよりも、「この部分はこう書く」と決めて書く方が、良い文章ができあがると思います。
動機とアピールを分けて書く
量は、7-9行程度
と思って取り掛かってみてください。
求人情報をよく読み、「型」を目安に書いていただければと思います。
☆納得の行く応募をしたい方、
☆念のためもう一社受けたい方は、こちらの記事もおススメします
→求人少ない【主婦】仕事の探し方・対策